MATメソッドについて

MAT(Model, Action, Talk)メソッドについて

MAT(Model, Action, Talk)メソッドとは

~生きた英語(LIVING ENGLISH)を教えることが、英語教師の役目~
MATメソッドとは、仲田利津子が日本での英語指導に関する研究と実際に現場で子どもたちを指導してきた経験から生み出した画期的な指導法です。活発に動作をさせながら英語を学ばせるので、子どもたちは、楽しみながら豊かな表現力を身につけることができます。そして、何かを質問されて答えられるだけでなく、自分から尋ねることができ、自分の意見を伝えたり、相手の言葉に反応して会話を続けていく力をつけていくための指導に重点を置いています。

日本の子どもたちのために考案された右脳と左脳を同時に使う画期的な英語教授法です。

Model 先生がモデルを示して
Action 生徒は動作をしながら
Talk 英語で発話する


4つのゴール ~会話の鍵はここにある~
マットメソッドには4つのゴールがあります。 「ASK」(質問をする) 「ANSWER」(答える) そしてそこからさらに 「TELL」(自分の意見を言ったり、見たり聞いたりしたことを伝えるなど)に導いていきます。 相手の言うことが理解でき、そして自分からもナチュラルスピード(ネイティブスピーカーと同じ早さ)で話せる。それが4つ目のゴール 「TALK」(英語を話す)なのです。

80% ~生徒中心であることの大切さ~
授業中、先生だけが多く話しすぎている光景をよく見かけます。日本の子どもたちは、限られた時間しか英語に触れることができません。 マットメソッドは、授業時間の80%を生徒が発話するように導く方法です。先生と生徒の間だけでなく、生徒どうしで会話を楽しんでできるようになります。

6秒ドリル ~子どもの集中力を生かす~
子どもたちの興味維持時間は本当に短いものです。マットメソッドでは、子どもたちの集中力を限られた時間内で最大限に伸ばすことができるような工夫がたくさんあります。 「6秒ドリル」とは6秒単位で切り替わる効果的な練習方法です。

このように、MATメソッドは右脳と左脳を同時に使い、また、系統的に教えることができるので、指導者にとっては最少の時間で最大の効果を上げることができ、子どもにとっては無理なく英語を学ぶことができるのです。

失敗から MATメソッド開発へ

英語を教え始めた1970年代は、たくさんの失敗を繰り返しました。ゲームをしたり、楽しみながら英語を導入していたにもかかわらず、習った英語が身につかないのは、生徒のせいだと思ったこともありました。

しかし、思考錯誤を繰り返し、いろいろな方法でレッスンを進めるうちに、これは生徒のせいではなく、教えている私自身に問題があったことに気付きました。生徒たちは、ただゲームをして「遊んで」いるのか、ゲームや歌を通じて英語を「学んで」いるのかの違いが分かるのです。本来、「学ぶこと」の大好きな子供たちは、そのゲームなどが英語の習得に役に立っていない思うと、やがて飽きてしまうのです。

でも、子どもたちは、ゲームをしたり、体を動かしたり、歌ったり、挑戦したり、成功したりすることが大好きです。私は、これらの大好きな遊びの要素(遊び=学ぶことと、楽しむこと)すべてを、レッスンに効果的に取り入れたいと考えました。これが、ゲームのように楽しみながら、時間をかけずに英語を身につけられる効果的なレッスン方法を考案したきっかけです。

こうして、さまざまな研究と実践を何度も試すうちに、MATメソッドという教授法を開発しました。

外国の人とコミュニケーションできる力を

小さいころから何年も英語を習っていても、ネイティブの英語を理解できなかったり、簡単なことさえ英語で伝えられない生徒がたくさんいます。その理由は、単語や文法ばかりを重点的に教えられてきているからです。英語が言えても、ロボットのような抑揚のないしゃべり方や、オウムのようにリピートするだけではいけません。

MATメソッドでは、単語のみならず、会話に必要な「完全な形の文章で話すこと」と、「質問のしかた」を教えます。レッスンの目的が逸れないように5つの段階を踏んで効果的に指導を進める「MAT Practice Keys」や、「6秒ドリル」と呼ばれるユニークな練習方法などを用いて教えます。「6秒ドリル」によって、自然な速さリズムイントネーション、そしてよい発音が身につきます。この4つの要素を私は'Living English'と呼びます。「生きた英語」を教えるのです。このようにして、楽しく集中的に授業を進めることができます。

読み書きについては、会話やテキストの文の中の「特別なキーワード(Key Words)を読むことで、文法を詳しく説明しなくても理解できるようになります。このようなMATの指導法で、テキストやワークブックを使って英語を楽に読むことができるようになり、正しい英語の読み書きを習得します。
このようにMATメソッドは、読み・書き・聞き取り・話すことの4技能を、バランスよく身につけることができるのです。

最少時間で最大の効果を

MATメソッドは生徒の様々な学び方に対応するので、一回の授業の中で、全ての生徒の興味を刺激し、動機づけるようなバラエティーに富んだ授業をすることができるのです。そして、生徒のレベルの差を作らず、定着させるためのたくさんのテクニックによって、早いペースでレッスンを進めることができるのです。先生の出る幕は最小限で、生徒が授業時間の80%に活発に参加し、話している状態を作ります。
そのため、MATを使った授業はいつも、生徒が集中し、楽しいものになっています。

私のクラスでは、ほんの数カ月で小学生の生徒におよそ100もの動詞の時制(現在、未来、過去形など)を覚えさせ、不定詞、形容詞、副詞、前置詞などを含む基本的な文章を用いてそれらの動詞を使わせることができました。中学や高校で学ぶものにもかかわらずです。生徒たちは、自然なスピードで、しかもミスをせずに、お互いに質問をしあったり答えあったりしていました。
どうやったらそれが可能なのでしょう? MATのテクニックを使えば、できるのです!