コンテンツへスキップ

大阪Study Group Meeting 6月30日開催レポート

Many teachers.jpgのサムネール画像6月30日には関西エリアはもとより、東は千葉から、西は広島から、北は福井や石川など広範囲からたくさんの先生方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。その様子をご報告いたします。

今回は参加人数が多かったのでいつもの自己紹介の代わりに地域別、ご当地自慢大会という形でジェスチャーゲームをしました。”Kansai is famous for Takoyaki.” のジェスチャーも楽しかったですし、意見が一致した時の一体感も楽しかったですね。

そして今回も前回3月同様に50分のFull Lesson を見ていただきました。これはアンケートやその後のメールでいただいたたくさんのリクエストにお応えする形で実現しました。

想定している生徒は3年生で英語を習い始めて5ヶ月目にはいったところです。そしてこのレッスンの一番の目当ては「代名詞のHe, She を使って家族の紹介をする」ということです。

1 Warm-up Song
まずは”The 7 Days of the Week” を歌いました。身体や腕を使って各曜日の頭文字をジェスチャーしました。2回目以降は歌い始める曜日をずらしましたね。最後にサイコロを振って同じ曜日が出るかどうかの楽しいShort Activity もしました。”Yay!””Oh, no!” などの表現も自然に導入できました。

2 Greeting & Attendance
雰囲気が温まったところで、今日のリーダーを決めます。先生が”Today’s leader can throw a basketball.” などいくつかの条件を言っていって、すべての条件をクリアした生徒がリーダーになります。これはほんの数分のコーナーですが生徒は真剣にその英語を聞きます。ですから Listening Activity としても効果的です。既習事項にちょっとしてnew words を加えると理解可能な+1のInput ができます。年間を通して地道に積み上げれば生徒さんの英語の運用能力も伸びるものと思います。ぜひお試しください。

3 Review
Review はとても大切です。今回はいろんな形でquick review をしました。
①リーダーに質問をしよう! 
出欠をとった後、みんなでリーダーに既習のDaily Expressions を使って質問をし、リーダーがそれに答えました。
②’One Minute Rush Game’
IIEEC Question & Answer Cards を使ってテキストに出てきた既習項目を短時間で復習しました。素早くペアを見つけて先に質問を言えた人だけが質問できます。Question Form の定着も期待できます。
③’He can, She can, 1, 2, 3! Game’
IIEEC Action Cardsのsmall cards を裏返した状態で机にバラバラに置きます。ペアごとで’He can, She can, 1, 2, 3!’ と言いながらジャンケンをし、勝った生徒が任意にカードを選び、負けた生徒がカードの人物に合わせて’What can he/she do?’ と質問し、勝った生徒が答えます。いつものSGでご紹介している Learning Activity ですけど、こんなところでこんなふうに使うことができるのですね。

4 TELL
たっぷり復習した後でTELLをしましょう。これはMAT METHOD 特有のコーナーです。生徒たちはポスターなどを見て自分の習った英語を使って自由に表現します。ここで大切なのは先生が質問したり、ヒントを言ったりしないということです。このような小さな積み重ねを経て、生徒たちは『習った英語を使って自分の言いたいことが言えるのだ』ということを、経験を通して覚えていきます。毎回のレッスンに取り入れてほしいですね。

5 Role Play
今回はテキストで既習の’This is My Friend Song’ の応用でRole Play をしました。全員で軽く復習したあと、今度は「交通量の多い交差点の信号待ちで向こう側に友だち発見!!」という設定でやってみました。ちょっとした場面設定でいつもの表現も楽しく、しかも実際に使うだろうcontext でOutput を試すことができますね。楽しく、身につく・・・・。これがThe MAT METHOD の信条です。

Yumi & Family Tree.jpgのサムネール画像
今回の最大の目当ては「代名詞のHe, Sheを使って家族の紹介をする」言い方を教えることでした。ここはいつものMAT METHODのステップでしっかり導入、練習をします。
えっ?理想の家族で長嶋茂雄がおじいちゃん???などと子どもたちの心を掴みつつ、th や er の発音もきっちり教え、リズムとスピードにのせてしっかりDRILL。Word Cards を使って「視覚的」にも自分が言っていることをちょっとずつ意識させます。そしてGroup Practice や Pair Practice をするうちに、生徒どおしで先生の助けなしにQ & Aできる力をつけていきます。
The MAT METHOD の奥深さの一端を感じ取っていただけたでしょうか?

7 Reading &Writing
今回は初めて短母音を導入しました。The MAT METHODでは短母音もジェスチャーを使って導入し、練習します。腕の形が短母音を発音する時の口の形を表しているのです。サイコロを使って、文字と、その文字の発音と、腕の形をしっかりと覚えるActivityもご紹介しました。短母音は生徒さんにとっては難しい学習項目のようです。短母音ができるかどうかでその後の読み書きはかなり影響されます。丁寧にそして根気よく、長い時間をかけて復習しながら継続的に取り組んでくださいね。

8 One Minute Review
Main のところで使った写真を使って、’Who is he?’ ‘Who is she?’ をquick review。この復習をするとしないとでは定着の仕方が違います。毎レッスンできるといいですね。

これで50分のFull Lesson の終了です。生徒役をしてくださった先生からはあっという間の50分だったとコメントをいただきました。継ぎ目を感じさせず、集中力をとぎらさないためにはレッスンの準備が本当に大切なのだということもみんなで共有できたと思います。

そしてグループに分かれて復習です。初心者グループはカードの持ち方やジェスチャーの仕方とともにThe MAT METHOD のステップを丁寧に確認しました。中堅からベテランクラスの先生方はMain Lesson の部分を実際に持ち回りで先生役になってステップや気をつけるべき点を確認しました。

Etsuko 2.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像The shark and fish.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像後半はSummer Party やSummer Camp で楽しめる楽しい歌とActivities のコーナーです。まずはアメリカのキャンプなどで歌われることの多い’Baby Shark’ という歌をジェスチャーとともに楽しみました。そしてサメの口に見立てたフープの中のお魚を釣りだし、グループで協力してお魚のお腹に書かれた文字で始める単語を3つ言うActivity や6個のフープにみんなでぎゅうぎゅうに入って自分の選んだ答えが正解かどうかワクワクして待つゲームをしました。お楽しみのクラフトはケント紙でサメを作りました。そして作ったサメの口にくわえて、できるだけたくさんクラゲを取るactivity もしました。楽しかったですね。

最後に ‘The Three Little Fish and The Big Bad Shark’ (by Ken Geist) のお話を聞かせてもらってほっこりしましたね。Story Telling 2.jpgのサムネール画像

今回もあっという間の3時間でした。先生方の日頃のレッスンや夏の楽しいイベントに役立てていただければスタッフとして本当にうれしいです。
また、次回もたくさんの先生方と学びあえますように。今後ともよろしくお願いします。