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大阪Study Group Meeting 2015年11月29日レポート

2015年最後の大阪Study Group Meetingが11月29日に開かれました。
関西はもとより、石川県、徳島県、埼玉県からもご参加がありました。先生方の熱意が部屋中にあふれるとても有意義な会となりました。その様子を報告いたします。

1129大阪 1.jpg今回のワークショップのトピックは「未来形:be going to」でした。

まずは一緒に “On Christmas” という替え歌を歌いました。有名なクリスマスソングの “Jingle Bells” のメロディーにのせて、11月のこの時期にとてもタイムリーな「クリスマスには何をする予定なの?」という内容に歌詞を変えて歌いました。歌は楽しいだけでなく、記憶を助ける効果も期待できます。クリスマスをワクワクしながら待つこの時期をとらえて子どもたちと歌うことできっと「英語の未来形の言い方」もしっかり記憶に残ることでしょう。この時期の導入を逃したという場合は,子どもたちが遠足や新学期、夏休みなどちょっと先に起こることを期待して待っている別の機会をとらえて、別の替え歌づくりにも挑戦してみてください。

1129大阪 2.jpgPractice Key 1 ではMAT Practice System のステップにそって “What are you going to do?” “I’m going to eat cake.” というSentence pattern を導入しました。発音で注意すべきところはどこなのか、ここで新しく導入するのは何で、その点がクリアになるためにはどこをどのように丁寧に示す必要があるかということもレッスンプランに明記しておくことが大事です。MAT METHOD では必ずジェスチャーと Word Cards も使います。そのねらいは言葉の概念を、身体を動かして表現したり、「文字」という視覚的な助けを借りたりするなどいろいろな感覚を同時に使うことで、より記憶を助けることです。また耳からの情報が覚えやすいとか、目からの情報のほうがわかりやすいなど、子どもたちのさまざまな学習スタイルをもカバーすることができます。

Practice Keyの後はグループに分かれて実際にカードを持って順番に先生役を体験しました。活発に質問が飛び交い、お互いにここはこのステップが必要なのではないかと教えあいながら、とても真剣な学びあいの姿が見られました。

1129大阪 4.jpgさて、子どもに英語を教える場合、「ゲーム」が大活躍します。MAT METHOD ではただ楽しいというゲームと区別して、「新学習事項の定着に役立つ」ゲームを Learning Activity と呼んでいます。Practice Key 1 で習ったことに対するLearning ActivityとしてここではBingoゲームを少し改良したものを紹介しました。
一般的なゲームと違う点は以下の3点です。
① 必ず英語の発話を伴っていること
② 全員が同時にゲームに参加できるように工夫されていること(一人とか二人だけがゲームをしていて後の大勢が自分の順番を待っているという状況にならないような工夫が必要)
③ 短時間で何回も繰り返すことのできるものであること
実際に体験された先生方も Learning Activity に夢中の様子でした。楽しい学びとなりました。

引き続き Practice Key 2 では”Are you going to eat cake on Christmas?” という Yes/No Question の導入の仕方を紹介しました。 Yes/No question は案外定着しにくいようです。 MAT METHOD ではゆっくりと丁寧に導入をします。このように十分に練習をし、子どもたちの自信を育てることが大切です。
 
1129大阪 3.jpgワークショップの最後にはクリスマスパーティーやクリスマスレッスンで使えるような楽しい歌や絵本、そして英語を楽しめるActivities やクラフトのアイディアを紹介しました。子どもたちが楽しい時間を過ごすことができ、その時間を持つことで次なるやる気にもつながることを祈っています。

参加いただいた先生方ありがとうございました。
2016年もたくさんの出会いがあり、またともに学べますように。

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